2023/01/31 15:00
全国で強盗・窃盗が多発 我が家と命を守るには 防犯の専門家がアドバイス 【福岡発】
暮らし
2023/02/02 18:10
全国で多発する強盗事件や窃盗事件。
闇バイトの存在も指摘されるなか、自分の家や家族を守るためにはどうすればいいのか。
防犯の専門家に聞きました。
窓ガラスを破る窃盗犯。
目的のためなら手段を選ばない荒々しい手口の犯罪が世の中を揺るがしています。
では、自分の家や家族が被害にあわないためにはどうすればいいのか。
教えてくれるのは、防犯設備士の坂本一成さん(59)。
福岡県知事から委嘱を受けた防犯の専門家です。
◆防犯設備士 坂本一成さん
「最近の傾向で行くと、誰が被害にあってもおかしくない時代。(犯罪者は)基本的にお金のある家とかありそうな家とか、ある程度特定してたんですけど、今そういう特定の仕方ではなくて、情報が流れたりとか、リスクのある家は混在してる、いまの時代は過信しないほうがいい」
訪れたのは福岡市西区の一軒家です。
◆防犯設備士 坂本一成さん
「きょうはよろしくお願いします」
◆女性
「お願いします」
取材に協力してくれたのは40代の女性です。
家の外観を見てわずか3分あまり。
坂本さんの評価は-
◆防犯設備士 坂本一成さん
「ぱっと見て、窓を見ても防犯レベルが非常に高い、防犯スペックの高い家。このクレセント閉めていくと、ここに防犯のCPマーク。警察・サッシメーカーが(防犯)レベルの高い住宅に認証しているマークのひとつ。こういったのを見るんですね、犯罪者って」
防犯レベルの高い住宅にしかつけられないこのマーク。
坂本さんによると、犯罪者側はこのマークを見て窓ガラスを割るのに時間がかかることを察知し、狙われにくくなるといいます。
◆記者
「100点満点だと何点ぐらいのお宅?」
◆防犯設備士 坂本一成さん
「80~90(点)くらいつけますね」
窓だけでなく、玄関先には防犯カメラを設置。
玄関扉の鍵も防犯レベルが高いものを使っていることから、外観だけでかなりレベルの高い家だと評価しました。
しかし気になる点もー
◆防犯設備士 坂本一成さん
「こっちなんですね。あそこに腰高窓があるじゃないですか。ちょっと見えにくい死角、ここはちょっと注意が必要な窓。こっち側に向けた防犯対策のカメラとかライトとかあると、すごく良い。もう一ついいですか、このスコップあるじゃないですか。こういった物は侵入するのに凶器になって、大けがを負わせられるひとつになるので、見えない所にしまい込んでおいて下さい」
庭などで使用するスコップなど、凶器になるような物は家の中に入れておくことも大事です。
いまや我が家が不在の時だけではなく、家に人がいても狙われる時代。
東京都狛江市で90歳の女性が死亡した強盗殺人事件では、容疑者らが宅配業者を装っていたとみられています。
このような手口に対し、私たちはどう備えればいいのでしょうか。
◆防犯設備士 坂本一成さん
「『宅配便です』とか『郵便局です』って言って『はーい』って開けて、そこで犯罪に巻き込まれる。開けた瞬間に襲ってくるというケースがある。“誰から来た”“どこから来た”を確認して、見覚えがなければ不在(連絡票)入れてもらって」
それでも家の中に押し入られた時や、就寝時などに侵入者を発見した場合はー
◆防犯設備士 坂本一成さん
「ちょっと押してもらってもいいですか」
◆サイレンの音
「ピロピロピロピロ」
◆防犯設備士 坂本一成さん
「ほとんどの犯罪者は、今ので精神的に落ち着いて行動が出来ないので、その音で撃退することができる」
◆記者
「いかがでした」
◆女性
「すごいですね、びっくりしますね」
◆子供
「こわーい」
犯罪者を家の中に入れないことが一番ですが、万が一の場合に備えて、ホームセンターなどで売られている防犯ブザーを持っておくと安心です。
どこから情報が漏れ、ターゲットにされてもおかしくない時代。
自分は大丈夫、ではなく警戒の気持ちを持ち続けることが重要です。
闇バイトの存在も指摘されるなか、自分の家や家族を守るためにはどうすればいいのか。
防犯の専門家に聞きました。
窓ガラスを破る窃盗犯。
目的のためなら手段を選ばない荒々しい手口の犯罪が世の中を揺るがしています。
では、自分の家や家族が被害にあわないためにはどうすればいいのか。
教えてくれるのは、防犯設備士の坂本一成さん(59)。
福岡県知事から委嘱を受けた防犯の専門家です。
◆防犯設備士 坂本一成さん
「最近の傾向で行くと、誰が被害にあってもおかしくない時代。(犯罪者は)基本的にお金のある家とかありそうな家とか、ある程度特定してたんですけど、今そういう特定の仕方ではなくて、情報が流れたりとか、リスクのある家は混在してる、いまの時代は過信しないほうがいい」
訪れたのは福岡市西区の一軒家です。
◆防犯設備士 坂本一成さん
「きょうはよろしくお願いします」
◆女性
「お願いします」
取材に協力してくれたのは40代の女性です。
家の外観を見てわずか3分あまり。
坂本さんの評価は-
◆防犯設備士 坂本一成さん
「ぱっと見て、窓を見ても防犯レベルが非常に高い、防犯スペックの高い家。このクレセント閉めていくと、ここに防犯のCPマーク。警察・サッシメーカーが(防犯)レベルの高い住宅に認証しているマークのひとつ。こういったのを見るんですね、犯罪者って」
防犯レベルの高い住宅にしかつけられないこのマーク。
坂本さんによると、犯罪者側はこのマークを見て窓ガラスを割るのに時間がかかることを察知し、狙われにくくなるといいます。
◆記者
「100点満点だと何点ぐらいのお宅?」
◆防犯設備士 坂本一成さん
「80~90(点)くらいつけますね」
窓だけでなく、玄関先には防犯カメラを設置。
玄関扉の鍵も防犯レベルが高いものを使っていることから、外観だけでかなりレベルの高い家だと評価しました。
しかし気になる点もー
◆防犯設備士 坂本一成さん
「こっちなんですね。あそこに腰高窓があるじゃないですか。ちょっと見えにくい死角、ここはちょっと注意が必要な窓。こっち側に向けた防犯対策のカメラとかライトとかあると、すごく良い。もう一ついいですか、このスコップあるじゃないですか。こういった物は侵入するのに凶器になって、大けがを負わせられるひとつになるので、見えない所にしまい込んでおいて下さい」
庭などで使用するスコップなど、凶器になるような物は家の中に入れておくことも大事です。
いまや我が家が不在の時だけではなく、家に人がいても狙われる時代。
東京都狛江市で90歳の女性が死亡した強盗殺人事件では、容疑者らが宅配業者を装っていたとみられています。
このような手口に対し、私たちはどう備えればいいのでしょうか。
◆防犯設備士 坂本一成さん
「『宅配便です』とか『郵便局です』って言って『はーい』って開けて、そこで犯罪に巻き込まれる。開けた瞬間に襲ってくるというケースがある。“誰から来た”“どこから来た”を確認して、見覚えがなければ不在(連絡票)入れてもらって」
それでも家の中に押し入られた時や、就寝時などに侵入者を発見した場合はー
◆防犯設備士 坂本一成さん
「ちょっと押してもらってもいいですか」
◆サイレンの音
「ピロピロピロピロ」
◆防犯設備士 坂本一成さん
「ほとんどの犯罪者は、今ので精神的に落ち着いて行動が出来ないので、その音で撃退することができる」
◆記者
「いかがでした」
◆女性
「すごいですね、びっくりしますね」
◆子供
「こわーい」
犯罪者を家の中に入れないことが一番ですが、万が一の場合に備えて、ホームセンターなどで売られている防犯ブザーを持っておくと安心です。
どこから情報が漏れ、ターゲットにされてもおかしくない時代。
自分は大丈夫、ではなく警戒の気持ちを持ち続けることが重要です。
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