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クリスマスケーキに値上げの波…円安・コスト高・猛暑のトリプルパンチ 値段抑えた冷凍ケーキなど試行錯誤も 福岡

暮らし

2024/11/08 18:00

クリスマスには欠かせないケーキ。

物価高が続く中、なんとか値段を抑えようとする店の工夫も続いています。

福岡県内のデパートや洋菓子店では、早くも予約の受け付けが始まっています。



街の人に予算について聞いてみるとー

◆街の人
「3000円とか3500円くらいかなと」

◆街の人
「イチゴがのっているケーキ食べたい」

◆街の人
「友達とか家族と食べます」

Q.予算は?
◆街の人
「4000円」

Q.それ以上となると?
◆街の人
「悲しいよね、楽しみたいけど高いから買えない」



物価高が続く中、切実な声も聞かれましたが、値上げの波は、クリスマスケーキにも容赦なく押し寄せています。

福岡市早良区にある人気スイーツ店「ストロベリーフィールズ」では、毎年1200台のクリスマスケーキを販売していますが、ここ数年は毎年値上げせざるを得ない状況が続いています。

定番の生クリームとイチゴのケーキは、4年前まで直径15センチのサイズを3200円で販売していましたが、今年は4800円。

わずか4年で1600円も高くなりました。



◆ストロベリーフィールズ 藤井英信 社長
「本当にお客様が来るのかなとか、こんなに高くなったら減っちゃうんじゃないかとか、そんな心配はあります」

苦渋の値上げに踏み切った背景にあるのは、材料などの高騰です。

円安や物流コストの上昇により、バターや生クリームなどに加えデコレーション用の装飾品などが大幅に値上がりしたのです。



今年、それに加え追い打ちをかけているのが、夏の猛暑の影響です。

福岡県八女市のイチゴ農家を訪れると…。

◆イチゴ農家 吉田幸雄さん
「根の傷みとか高温による生育不良が出てきたのではないかと思います」



記録的な猛暑で多くのイチゴの苗に高温障害が出ていて、やけどをしているような状態に。

新しい苗に植え替えるなど、なんとかクリスマスシーズンに間に合わせようとしていますが…。

◆イチゴ農家 吉田幸雄さん
「温暖化により、実が小さくて、全体的に減ると思っています」

地元のJAでは、生産状況によってはクリスマスシーズンに出荷するイチゴの卸値を例年より値上げすることも検討しています。



また、ケーキづくりに大量に使用する卵も、猛暑の影響でニワトリが卵を産まなくなり、仕入れ価格は夏以降1.5倍ほどに値上がっているといいます。

あらゆるものが軒並み高騰し値段にはねかえっているケーキ。

こうした中、店では値段を抑えたケーキの開発に力を入れています。



◆リポーター
「華やかなホールケーキが冷凍で販売されています」

あまおうやピスタチオをふんだんに使った4種類の冷凍ケーキです。



◆ストロベリーフィールズ 奥本浩司さん
「春のうちに仕入れたイチゴで、冷凍して保管しています」

旬の安い時期や需要が少ない時期に仕入れた食材を使用することで、コストを10パーセントほど抑えることができているといいます。



イチ押しは、スポンジにジャージー牛乳やあまおうのジェラートを重ねたケーキです。

食べる直前にミルクジャムをたっぷりかけていただきます。

◆リポーター
「イチゴがシャーベットのようになっているのであっさりしていて、生地も冷凍されていたとは思えないほどふわふわです。イチゴの酸味とミルキーなアイスがあいまって美味しい」



このケーキは、サイズが同じ定番のものと比べてイチゴの量はなんと2倍。

しかし、冷凍した材料を多く使うことで値段は600円も抑えることができました。



◆ストロベリーフィールズ 奥本浩司さん
「今年は趣向を変えて、クリスマスも暖かい部屋で冷たいアイスを楽しんでもらえたらいいかなと思います」

クリスマスまで残すところ1カ月あまり。

値上げが続く中でも「年に一度のクリスマスを楽しんでほしい」という一心で、店側も試行錯誤しています。
クリスマスには欠かせないケーキ。

物価高が続く中、なんとか値段を抑えようとする店の工夫も続いています。

福岡県内のデパートや洋菓子店では、早くも予約の受け付けが始まっています。
街の人に予算について聞いてみるとー

◆街の人
「3000円とか3500円くらいかなと」

◆街の人
「イチゴがのっているケーキ食べたい」

◆街の人
「友達とか家族と食べます」

Q.予算は?
◆街の人
「4000円」

Q.それ以上となると?
◆街の人
「悲しいよね、楽しみたいけど高いから買えない」
物価高が続く中、切実な声も聞かれましたが、値上げの波は、クリスマスケーキにも容赦なく押し寄せています。

福岡市早良区にある人気スイーツ店「ストロベリーフィールズ」では、毎年1200台のクリスマスケーキを販売していますが、ここ数年は毎年値上げせざるを得ない状況が続いています。

定番の生クリームとイチゴのケーキは、4年前まで直径15センチのサイズを3200円で販売していましたが、今年は4800円。

わずか4年で1600円も高くなりました。
◆ストロベリーフィールズ 藤井英信 社長
「本当にお客様が来るのかなとか、こんなに高くなったら減っちゃうんじゃないかとか、そんな心配はあります」

苦渋の値上げに踏み切った背景にあるのは、材料などの高騰です。

円安や物流コストの上昇により、バターや生クリームなどに加えデコレーション用の装飾品などが大幅に値上がりしたのです。
今年、それに加え追い打ちをかけているのが、夏の猛暑の影響です。

福岡県八女市のイチゴ農家を訪れると…。

◆イチゴ農家 吉田幸雄さん
「根の傷みとか高温による生育不良が出てきたのではないかと思います」
記録的な猛暑で多くのイチゴの苗に高温障害が出ていて、やけどをしているような状態に。

新しい苗に植え替えるなど、なんとかクリスマスシーズンに間に合わせようとしていますが…。

◆イチゴ農家 吉田幸雄さん
「温暖化により、実が小さくて、全体的に減ると思っています」

地元のJAでは、生産状況によってはクリスマスシーズンに出荷するイチゴの卸値を例年より値上げすることも検討しています。
また、ケーキづくりに大量に使用する卵も、猛暑の影響でニワトリが卵を産まなくなり、仕入れ価格は夏以降1.5倍ほどに値上がっているといいます。

あらゆるものが軒並み高騰し値段にはねかえっているケーキ。

こうした中、店では値段を抑えたケーキの開発に力を入れています。
◆リポーター
「華やかなホールケーキが冷凍で販売されています」

あまおうやピスタチオをふんだんに使った4種類の冷凍ケーキです。
◆ストロベリーフィールズ 奥本浩司さん
「春のうちに仕入れたイチゴで、冷凍して保管しています」

旬の安い時期や需要が少ない時期に仕入れた食材を使用することで、コストを10パーセントほど抑えることができているといいます。
イチ押しは、スポンジにジャージー牛乳やあまおうのジェラートを重ねたケーキです。

食べる直前にミルクジャムをたっぷりかけていただきます。

◆リポーター
「イチゴがシャーベットのようになっているのであっさりしていて、生地も冷凍されていたとは思えないほどふわふわです。イチゴの酸味とミルキーなアイスがあいまって美味しい」
このケーキは、サイズが同じ定番のものと比べてイチゴの量はなんと2倍。

しかし、冷凍した材料を多く使うことで値段は600円も抑えることができました。
◆ストロベリーフィールズ 奥本浩司さん
「今年は趣向を変えて、クリスマスも暖かい部屋で冷たいアイスを楽しんでもらえたらいいかなと思います」

クリスマスまで残すところ1カ月あまり。

値上げが続く中でも「年に一度のクリスマスを楽しんでほしい」という一心で、店側も試行錯誤しています。

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