ソフトバンク土壇場まさか逆転負け　今季初の5連勝目前、9回に森が3失点

　◇ソフトバンク7-8西武（30日・ペイペイドーム）

　ソフトバンクが今季初の5連勝目前で逆転負けした。

　初回に2試合ぶりスタメンの2番中村晃が無死一塁で二塁打を放ち先制も、先発の杉山が4回に突然崩れ3失点で途中降板。その裏、松田が２試合連発となる通算301号の14号ソロで追い上げた。そのまま流れをつかみたかった5回、3番手の松本が押し出し四球などで2点を奪われ2-5となった。

　西武先発はこの試合前まで今季2戦2敗、対戦防御率0・75の松本。データ上は分が悪い中で、5回に打線が奮起した。2死から中村晃、栗原、柳田の3連打で1点を返し、続くデスパイネが逆転3ラン。連続試合安打を12に伸ばし、その間に4本塁打と絶好調の大砲は「ビハインドの場面のチャンスで回ってきて絶対にランナーをかえそうと思った。真っすぐをしっかり捉えることができた。今チームはいい流れできているし、今日も勝って上位に食い込んでいけるように戦っていきたい」とコメントした。

　ソフトバンクは西武松本を5回6失点でKOし、7回は栗原、柳田、デスパイネの3連打で加点。2点リードとして9回に守護神森を投入し逃げ切りを図ったが、森にソロを浴びた後、満塁のピンチからさらに２点を奪われ試合をひっくり返された。

　日本ハムに勝った3位楽天とのゲーム差は再び1・5に拡大し、首位ロッテとは5のまま。10月1日からはロッテに3連勝で2位のままながらゲーム差なしに迫ったオリックスとの敵地3連戦に臨む。