2024/06/18 11:50
博多ストーカー殺人 「愛していました」「包丁を持っていかなかったら…」 被告が元交際相手への思い語る
事件・事故
2024/06/18 18:35
福岡市のJR博多駅の近くで元交際相手の女性を殺害した罪に問われている男の裁判です。
2日目の公判で、被告の男は謝罪の言葉を口にしました。
<被告人質問(18日)>
◆裁判長
「体調はお変わりないですか?」
◆寺内被告
「はい」
◆裁判長
「くたびれたら声が小さくなるので、気をつけて」
◆寺内被告
「はい」
17日と同様、うつむきがちに廷内に現れた寺内進被告(32)。
殺人やストーカー規制法違反などの罪に問われ、18日に2回目の公判が開かれました。
起訴状によりますと、寺内被告は去年1月、JR博多駅近くの路上で、元交際相手の川野美樹さん(当時38)の帰宅を待ち伏せして追いかけ、刃渡り約24センチの包丁で頭や首などを何度も刺して殺害したとされています。
裁判の大きな争点は、事件当時、寺内被告が川野さんの職場近くの路上に立ち止まり、川野さんを見つけてついて行ったことが「ストーカー行為」にあたるかどうかです。
17日の初公判で寺内被告は、「刺したことは間違いないが、待ち伏せしたことは違います」と殺害を認めた一方で、ストーカ行為については否認しました。
そして、18日に開かれた第2回公判。
弁護側の被告人質問で、寺内被告は事件当日の状況について「携帯代を払うために現場に行った」と改めてストーカー行為を否定しました。
<弁護側 被告人質問>
◆弁護側
「(川野さんと)会うことを予想していた?」
◆寺内被告
「していないです」
◆弁護側
「待ち伏せは?」
◆寺内被告
「していない」
◆弁護側
「待ち伏せするとしたら、どこでする?」
◆寺内被告
「(川野さんの)会社ちゃいますかね」
続く検察側の被告人質問では、川野さんへの気持ちを語りました。
<検察側 被告人質問>
◆検察側
「川野さんは好きでしたか?」
◆寺内被告
「そうですね。一緒にいて(自分を)変えてくれる人。部屋の掃除とか、ドラマを見るのが楽しくなった」
◆検察側
「川野さんは『いつでもあなたの味方』とか、声をかけてくれた?」
◆寺内被告
「はい」
◆検察側
「そういう言葉を聞いて、どう思った?」
◆寺内被告
「安心しました」
◆検察側
「交際当時、川野さんの位置づけは?」
◆寺内被告
「愛していましたね」
◆検察側
「結婚は考えましたか?」
◆寺内被告
「考えていました」
2022年の春、中洲の飲食店で知り合い、交際を始めたという寺内被告と川野さん。
検察側の冒頭陳述によりますと、寺内被告は次第に川野さんの浮気を疑い、行動を束縛。
これに川野さんは嫌気がさし、交際解消を望んだといいます。
そして、2022年10月、寺内被告が川野さんの携帯電話に交際中の写真や動画を大量に送信するなどしたことで、2人の破局は決定的になったということです。
2022年10月24日、川野さんは警察に「携帯電話を取られた。相手とも別れたい」「別れようと言っても聞かない」などと相談。
警察は、寺内被告につきまといなどを禁じる警告を行いました。
<検察側 被告人質問>
◆検察側
「あなたとして、当時『ストーカー行為』とはどのようなものだと?」
◆寺内被告
「ついてったり、無理矢理しゃべりに行ったり、向こうの嫌なこと」
◆検察側
「あなた自身は、川野さんの嫌なことをしているとは思わないと?」
◆寺内被告
「はい」
◆検察側
「川野さんから裏切られたなという気持ちは?」
◆寺内被告
「ありましたね」
◆検察側
「復縁したいという気持ちはあったか?」
◆寺内被告
「最初言われたときは思いましたね、思っていたと思います」
警察から警告を受けた後も、寺内被告は川野さんの勤務先に押しかけたり、電話をかけたりしたほか、川野さんに複数のメッセージを送りつけたということです。
◆寺内被告からのLINEのメッセージ
『おばはん警察に何言うた』
『おどれ何年掛かってでも恨んだるから覚えとれや』
『あんま舐めてると後悔するぞ わしはしつこいからの』
2022年11月26日、警察は寺内被告に対してストーカー規制法に基づく川野さんへのつきまといの禁止命令を出しました。
そして、それから51日後。
寺内被告は、持ち歩いていた包丁で川野さんを少なくとも17回突き刺し殺害したとされています。
18日の法廷で、寺内被告は謝罪の言葉を口にしました。
<検察側 被告人質問>
◆検察側
「捜査段階で川野さんのことを『一番愛した女性』と?」
◆寺内被告
「はい」
◆検察側
「愛していた女性を殺害したことをどう思う?」
◆寺内被告
「ショックと後悔と申し訳ないという気持ち」
◆検察側
「事件後いろいろと考えたと思うが、どうすればよかったと?」
◆寺内被告
「包丁を持っていかなかったらよかったなと」
判決は6月28日に言い渡される予定です。
2日目の公判で、被告の男は謝罪の言葉を口にしました。
<被告人質問(18日)>
◆裁判長
「体調はお変わりないですか?」
◆寺内被告
「はい」
◆裁判長
「くたびれたら声が小さくなるので、気をつけて」
◆寺内被告
「はい」
17日と同様、うつむきがちに廷内に現れた寺内進被告(32)。
殺人やストーカー規制法違反などの罪に問われ、18日に2回目の公判が開かれました。
起訴状によりますと、寺内被告は去年1月、JR博多駅近くの路上で、元交際相手の川野美樹さん(当時38)の帰宅を待ち伏せして追いかけ、刃渡り約24センチの包丁で頭や首などを何度も刺して殺害したとされています。
裁判の大きな争点は、事件当時、寺内被告が川野さんの職場近くの路上に立ち止まり、川野さんを見つけてついて行ったことが「ストーカー行為」にあたるかどうかです。
17日の初公判で寺内被告は、「刺したことは間違いないが、待ち伏せしたことは違います」と殺害を認めた一方で、ストーカ行為については否認しました。
そして、18日に開かれた第2回公判。
弁護側の被告人質問で、寺内被告は事件当日の状況について「携帯代を払うために現場に行った」と改めてストーカー行為を否定しました。
<弁護側 被告人質問>
◆弁護側
「(川野さんと)会うことを予想していた?」
◆寺内被告
「していないです」
◆弁護側
「待ち伏せは?」
◆寺内被告
「していない」
◆弁護側
「待ち伏せするとしたら、どこでする?」
◆寺内被告
「(川野さんの)会社ちゃいますかね」
続く検察側の被告人質問では、川野さんへの気持ちを語りました。
<検察側 被告人質問>
◆検察側
「川野さんは好きでしたか?」
◆寺内被告
「そうですね。一緒にいて(自分を)変えてくれる人。部屋の掃除とか、ドラマを見るのが楽しくなった」
◆検察側
「川野さんは『いつでもあなたの味方』とか、声をかけてくれた?」
◆寺内被告
「はい」
◆検察側
「そういう言葉を聞いて、どう思った?」
◆寺内被告
「安心しました」
◆検察側
「交際当時、川野さんの位置づけは?」
◆寺内被告
「愛していましたね」
◆検察側
「結婚は考えましたか?」
◆寺内被告
「考えていました」
2022年の春、中洲の飲食店で知り合い、交際を始めたという寺内被告と川野さん。
検察側の冒頭陳述によりますと、寺内被告は次第に川野さんの浮気を疑い、行動を束縛。
これに川野さんは嫌気がさし、交際解消を望んだといいます。
そして、2022年10月、寺内被告が川野さんの携帯電話に交際中の写真や動画を大量に送信するなどしたことで、2人の破局は決定的になったということです。
2022年10月24日、川野さんは警察に「携帯電話を取られた。相手とも別れたい」「別れようと言っても聞かない」などと相談。
警察は、寺内被告につきまといなどを禁じる警告を行いました。
<検察側 被告人質問>
◆検察側
「あなたとして、当時『ストーカー行為』とはどのようなものだと?」
◆寺内被告
「ついてったり、無理矢理しゃべりに行ったり、向こうの嫌なこと」
◆検察側
「あなた自身は、川野さんの嫌なことをしているとは思わないと?」
◆寺内被告
「はい」
◆検察側
「川野さんから裏切られたなという気持ちは?」
◆寺内被告
「ありましたね」
◆検察側
「復縁したいという気持ちはあったか?」
◆寺内被告
「最初言われたときは思いましたね、思っていたと思います」
警察から警告を受けた後も、寺内被告は川野さんの勤務先に押しかけたり、電話をかけたりしたほか、川野さんに複数のメッセージを送りつけたということです。
◆寺内被告からのLINEのメッセージ
『おばはん警察に何言うた』
『おどれ何年掛かってでも恨んだるから覚えとれや』
『あんま舐めてると後悔するぞ わしはしつこいからの』
2022年11月26日、警察は寺内被告に対してストーカー規制法に基づく川野さんへのつきまといの禁止命令を出しました。
そして、それから51日後。
寺内被告は、持ち歩いていた包丁で川野さんを少なくとも17回突き刺し殺害したとされています。
18日の法廷で、寺内被告は謝罪の言葉を口にしました。
<検察側 被告人質問>
◆検察側
「捜査段階で川野さんのことを『一番愛した女性』と?」
◆寺内被告
「はい」
◆検察側
「愛していた女性を殺害したことをどう思う?」
◆寺内被告
「ショックと後悔と申し訳ないという気持ち」
◆検察側
「事件後いろいろと考えたと思うが、どうすればよかったと?」
◆寺内被告
「包丁を持っていかなかったらよかったなと」
判決は6月28日に言い渡される予定です。
福岡市のJR博多駅の近くで元交際相手の女性を殺害した罪に問われている男の裁判です。
2日目の公判で、被告の男は謝罪の言葉を口にしました。
<被告人質問(18日)>
◆裁判長
「体調はお変わりないですか?」
◆寺内被告
「はい」
◆裁判長
「くたびれたら声が小さくなるので、気をつけて」
◆寺内被告
「はい」
17日と同様、うつむきがちに廷内に現れた寺内進被告(32)。
殺人やストーカー規制法違反などの罪に問われ、18日に2回目の公判が開かれました。
2日目の公判で、被告の男は謝罪の言葉を口にしました。
<被告人質問(18日)>
◆裁判長
「体調はお変わりないですか?」
◆寺内被告
「はい」
◆裁判長
「くたびれたら声が小さくなるので、気をつけて」
◆寺内被告
「はい」
17日と同様、うつむきがちに廷内に現れた寺内進被告(32)。
殺人やストーカー規制法違反などの罪に問われ、18日に2回目の公判が開かれました。
起訴状によりますと、寺内被告は去年1月、JR博多駅近くの路上で、元交際相手の川野美樹さん(当時38)の帰宅を待ち伏せして追いかけ、刃渡り約24センチの包丁で頭や首などを何度も刺して殺害したとされています。
裁判の大きな争点は、事件当時、寺内被告が川野さんの職場近くの路上に立ち止まり、川野さんを見つけてついて行ったことが「ストーカー行為」にあたるかどうかです。
17日の初公判で寺内被告は、「刺したことは間違いないが、待ち伏せしたことは違います」と殺害を認めた一方で、ストーカ行為については否認しました。
裁判の大きな争点は、事件当時、寺内被告が川野さんの職場近くの路上に立ち止まり、川野さんを見つけてついて行ったことが「ストーカー行為」にあたるかどうかです。
17日の初公判で寺内被告は、「刺したことは間違いないが、待ち伏せしたことは違います」と殺害を認めた一方で、ストーカ行為については否認しました。
そして、18日に開かれた第2回公判。
弁護側の被告人質問で、寺内被告は事件当日の状況について「携帯代を払うために現場に行った」と改めてストーカー行為を否定しました。
<弁護側 被告人質問>
◆弁護側
「(川野さんと)会うことを予想していた?」
◆寺内被告
「していないです」
◆弁護側
「待ち伏せは?」
◆寺内被告
「していない」
◆弁護側
「待ち伏せするとしたら、どこでする?」
◆寺内被告
「(川野さんの)会社ちゃいますかね」
続く検察側の被告人質問では、川野さんへの気持ちを語りました。
<検察側 被告人質問>
◆検察側
「川野さんは好きでしたか?」
◆寺内被告
「そうですね。一緒にいて(自分を)変えてくれる人。部屋の掃除とか、ドラマを見るのが楽しくなった」
◆検察側
「川野さんは『いつでもあなたの味方』とか、声をかけてくれた?」
◆寺内被告
「はい」
◆検察側
「そういう言葉を聞いて、どう思った?」
◆寺内被告
「安心しました」
◆検察側
「交際当時、川野さんの位置づけは?」
◆寺内被告
「愛していましたね」
◆検察側
「結婚は考えましたか?」
◆寺内被告
「考えていました」
弁護側の被告人質問で、寺内被告は事件当日の状況について「携帯代を払うために現場に行った」と改めてストーカー行為を否定しました。
<弁護側 被告人質問>
◆弁護側
「(川野さんと)会うことを予想していた?」
◆寺内被告
「していないです」
◆弁護側
「待ち伏せは?」
◆寺内被告
「していない」
◆弁護側
「待ち伏せするとしたら、どこでする?」
◆寺内被告
「(川野さんの)会社ちゃいますかね」
続く検察側の被告人質問では、川野さんへの気持ちを語りました。
<検察側 被告人質問>
◆検察側
「川野さんは好きでしたか?」
◆寺内被告
「そうですね。一緒にいて(自分を)変えてくれる人。部屋の掃除とか、ドラマを見るのが楽しくなった」
◆検察側
「川野さんは『いつでもあなたの味方』とか、声をかけてくれた?」
◆寺内被告
「はい」
◆検察側
「そういう言葉を聞いて、どう思った?」
◆寺内被告
「安心しました」
◆検察側
「交際当時、川野さんの位置づけは?」
◆寺内被告
「愛していましたね」
◆検察側
「結婚は考えましたか?」
◆寺内被告
「考えていました」
2022年の春、中洲の飲食店で知り合い、交際を始めたという寺内被告と川野さん。
検察側の冒頭陳述によりますと、寺内被告は次第に川野さんの浮気を疑い、行動を束縛。
これに川野さんは嫌気がさし、交際解消を望んだといいます。
そして、2022年10月、寺内被告が川野さんの携帯電話に交際中の写真や動画を大量に送信するなどしたことで、2人の破局は決定的になったということです。
2022年10月24日、川野さんは警察に「携帯電話を取られた。相手とも別れたい」「別れようと言っても聞かない」などと相談。
警察は、寺内被告につきまといなどを禁じる警告を行いました。
検察側の冒頭陳述によりますと、寺内被告は次第に川野さんの浮気を疑い、行動を束縛。
これに川野さんは嫌気がさし、交際解消を望んだといいます。
そして、2022年10月、寺内被告が川野さんの携帯電話に交際中の写真や動画を大量に送信するなどしたことで、2人の破局は決定的になったということです。
2022年10月24日、川野さんは警察に「携帯電話を取られた。相手とも別れたい」「別れようと言っても聞かない」などと相談。
警察は、寺内被告につきまといなどを禁じる警告を行いました。
<検察側 被告人質問>
◆検察側
「あなたとして、当時『ストーカー行為』とはどのようなものだと?」
◆寺内被告
「ついてったり、無理矢理しゃべりに行ったり、向こうの嫌なこと」
◆検察側
「あなた自身は、川野さんの嫌なことをしているとは思わないと?」
◆寺内被告
「はい」
◆検察側
「川野さんから裏切られたなという気持ちは?」
◆寺内被告
「ありましたね」
◆検察側
「復縁したいという気持ちはあったか?」
◆寺内被告
「最初言われたときは思いましたね、思っていたと思います」
◆検察側
「あなたとして、当時『ストーカー行為』とはどのようなものだと?」
◆寺内被告
「ついてったり、無理矢理しゃべりに行ったり、向こうの嫌なこと」
◆検察側
「あなた自身は、川野さんの嫌なことをしているとは思わないと?」
◆寺内被告
「はい」
◆検察側
「川野さんから裏切られたなという気持ちは?」
◆寺内被告
「ありましたね」
◆検察側
「復縁したいという気持ちはあったか?」
◆寺内被告
「最初言われたときは思いましたね、思っていたと思います」
警察から警告を受けた後も、寺内被告は川野さんの勤務先に押しかけたり、電話をかけたりしたほか、川野さんに複数のメッセージを送りつけたということです。
◆寺内被告からのLINEのメッセージ
『おばはん警察に何言うた』
『おどれ何年掛かってでも恨んだるから覚えとれや』
『あんま舐めてると後悔するぞ わしはしつこいからの』
2022年11月26日、警察は寺内被告に対してストーカー規制法に基づく川野さんへのつきまといの禁止命令を出しました。
そして、それから51日後。
寺内被告は、持ち歩いていた包丁で川野さんを少なくとも17回突き刺し殺害したとされています。
18日の法廷で、寺内被告は謝罪の言葉を口にしました。
<検察側 被告人質問>
◆検察側
「捜査段階で川野さんのことを『一番愛した女性』と?」
◆寺内被告
「はい」
◆検察側
「愛していた女性を殺害したことをどう思う?」
◆寺内被告
「ショックと後悔と申し訳ないという気持ち」
◆検察側
「事件後いろいろと考えたと思うが、どうすればよかったと?」
◆寺内被告
「包丁を持っていかなかったらよかったなと」
判決は6月28日に言い渡される予定です。
◆寺内被告からのLINEのメッセージ
『おばはん警察に何言うた』
『おどれ何年掛かってでも恨んだるから覚えとれや』
『あんま舐めてると後悔するぞ わしはしつこいからの』
2022年11月26日、警察は寺内被告に対してストーカー規制法に基づく川野さんへのつきまといの禁止命令を出しました。
そして、それから51日後。
寺内被告は、持ち歩いていた包丁で川野さんを少なくとも17回突き刺し殺害したとされています。
18日の法廷で、寺内被告は謝罪の言葉を口にしました。
<検察側 被告人質問>
◆検察側
「捜査段階で川野さんのことを『一番愛した女性』と?」
◆寺内被告
「はい」
◆検察側
「愛していた女性を殺害したことをどう思う?」
◆寺内被告
「ショックと後悔と申し訳ないという気持ち」
◆検察側
「事件後いろいろと考えたと思うが、どうすればよかったと?」
◆寺内被告
「包丁を持っていかなかったらよかったなと」
判決は6月28日に言い渡される予定です。
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