採石場の大型ダンプトラックで同僚をひき殺したか　会社員の男(61)を逮捕「うっぷんがたまっていた」別の1人も逃げる際にけが　福岡・北九州市

福岡県北九州市の採石場で、タイヤの直径が約4メートルある大型のダンプトラックで同僚の男性をひいて殺害したとして4日、会社員の男(61)が現行犯で逮捕されました。

4日午後2時半ごろ、北九州市小倉南区新道寺の採石場で「人が殺された。大きなトラックでひかれた」と、目撃した男性から警察に通報がありました。

警察がかけつけたところ、上半身に大けがをした50代の男性作業員が倒れていて、その場で死亡が確認されました。

大型ダンプトラックを運転していた男が現場で「私がやりました」と話したため、警察は男性の同僚で福岡県築上町の会社員、高橋博行容疑者(61)を殺人の現行犯で逮捕しました。

警察によりますと高橋容疑者は当時勤務中で、別の男性作業員とトラブルになり、その様子を見に来た被害者と男性作業員が立っているところへ大型ダンプトラックで突っ込んだということです。

この男性作業員もひかれそうになり、よけて逃げる際に転んでけがをしました。




調べに対し高橋容疑者は「ひいて殺したのは間違いありません」と容疑を認め、「かなりのスピードで2人に突っ込んでいった。2人には日ごろから仕事でうっぷんがたまっていた」などと話しているということです。

現場はカルスト台地で知られる平尾台近くの採石場で、男性がひかれた大型ダンプトラックはタイヤの大きさが直径約2.7メートル、全体の重さが70トンはあるとみられています。

警察が犯行に至った経緯をさらに詳しく調べています。