「マインクラフトみたい」「加工した写真かと」　福岡市・天神に現れた『ピクセル・ツリー』　SNSでも話題沸騰　4月24日「ワンビル」開業までに完成予定

福岡市・天神のど真ん中に現れた巨大な物体。

驚きの声が相次いでいます。



◆街の人
「びっくりみたいな。現実じゃないみたい」
「かわいらしいマリオみたい」
「よくまあ天神のど真ん中にこんなものできて」

20日朝、肌寒い気温の福岡市・天神。

道行く人は寒さにこごえながらも足を止め、何かを撮影していました。



SNSでは「天神にポリゴン数の少ない木が生えてた」「最初遠くからみたとき脳がバグりました」といった投稿や、20日時点で9万件以上もの「いいね」がつく投稿があるなど、大きな反響がー



4月に開業を控えている「ワン・フクオカ・ビルディング」。



天神の新たな顔となる「ワンビル」の建物に沿って南の方に歩いていくと、左側に見えてきたのが緑色の物体です。

これは一体、何なのでしょうか?

◆街の人
「びっくりですね。いつの間に」
「よくまぁ天神のど真ん中にこんなものできて」

天神のど真ん中に突如として現れた緑色の物体。

TNCは、この物体が設置される舞台裏を密着取材していました。



2月7日の午前1時半前、札幌ナンバーの大型トラックが入ってきました。



◆記者リポート
「午前1時半前です。天神のど真ん中に、緑色のシートで覆われた球体が現れました。身長170センチある私の倍近い大きさです」

渡辺通りの片側1車線を規制して天神のワンビルの前に現れた謎の球体。

熟練の技術を持つ作業員が、細心の注意を払いながら持ち上げます。

◆記者リポート
「どうやら木のようです。木を模した物体です。渡辺通りを浮遊しています」

真夜中の天神を浮遊する巨大な緑色の物体。

その高さは約5.7メートル、重量は約2.7トン。

重機を使った大がかりな設置作業は、夜通しで行われました。



そして20日ー

◆記者リポート
「天神ビッグバンで再開発進んでいますが、前を見ると、現実の木の横に謎の木、ほとんどできあがっています」

ワンビルの前にお目見えしたのは「ピクセル・ツリー」。

キューブ状の2000個以上のパーツが使用されています。



この作品を手がけたのは、アルゼンチン出身の世界的現代アーティスト、レアンドロ・エルリッヒさん。

“現実の自然界”と“身の回りに存在するバーチャル”を融合したといいます。



◆街の人
「最初、友達が(写真を)撮ってくれてたときに、そういう加工なのかなと思ってたら、デジタルっぽい感じがしていい。若い方とか待ち合わせしやすいと思います」

まだ“植え込み部分”は完成していないというピクセル・ツリー。

管理する西鉄によると、ワン・フクオカ・ビルディングが開業する4月24日までに完成する予定です。