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福岡の企業トップに聞く2025年の『変革』 JR九州「安全を最優先に」 西鉄「ワンビル 新たな天神へ」 イオン九州「インフレ下での小売業の構造改革」

暮らし

2025/01/07 17:00

2025年の干支はヘビ。

ヘビは脱皮することから、「変革の1年」になるとも言われています。

そんな年に福岡はどう変わっていくのか、地元経済界のトップたちに聞いてきました。

7日、福岡市のホテルで開かれた恒例の新年祝賀会。

集まったのは、福岡経済をけん引する地元企業のトップたちです。

◆川崎キャスター
「今年の干支ヘビといえば『脱皮』ということで、地元企業のトップたちに、今年、会社がどう変化してどう生まれ変わっていくのかを書いてもらいたいと思います」



まずは西鉄の林田浩一社長です。

◆西鉄 林田浩一 社長(59)
「5年ぶりにワンビルの方に本社が移転いたします。自らが乗り込んでいって、天神に新たな息吹を与えていく。そういう年にしていきたい」



再開発で生まれ変わる天神の新たな顔として西鉄が建設を進めているのが、今年4月に開業する「ワン・フクオカ・ビルディング」。

福ビルとして親しまれた福岡ビルや天神コアなどの跡地に建つ、地上19階、地下4階の複合商業ビルで、地元の人気飲食店から世界の超一流ブランドまで約120店舗の出店が予定されている大注目の施設です。



◆西鉄 林田浩一 社長
「私どもが大きなビルをひとつ造った。これから連鎖的に博多駅の方でも進んでいきますし、100年に1回の都市大改造が進んでいます。あとは中身をどうしていくか。そこはやはり民間の力もですけれども、公の力も借りながら、まさに官民一体となって盛り上げていきたい」

このワンビルに先がけ、天神では1月31日、複合商業ビル「ヒューリックスクエア福岡天神」が開業するほか、3月には「福岡市民会館」が「福岡市民ホール」としてリニューアルオープン。

そして、福岡空港国際線ターミナルも第2滑走路の運用開始に合わせてグランドオープンする予定で、福岡の街が大きく変わります。



続いてはJR九州の古宮洋二社長。

じっくり時間をかけて書いた内容は…

◆JR九州 古宮洋二 社長(62)
「昨年来、いろいろ皆さん方をお騒がせさせましたので、安全を最優先にというのは今年の大きな課題であります」



去年、福岡と韓国を結ぶ高速船「クイーンビートル」の浸水隠ぺい問題で、事業からの撤退を余儀なくされたJR九州。

古宮社長の口から最初に出たのも「安全最優先」という言葉でした。

◆JR九州 古宮洋二 社長
「グループ全員がもう一度、安全をゼロから考えようと。とは言え、それで安全は当然、最優先に考えるけど、どんどん前向きにいろんな事業を進めていこうという年にしたい」

そんなJR九州が控える今年の大きな変化といえば、実に20年ぶりとなる運賃の値上げ。

4月1日の発売分から新幹線や在来線特急などの割引切符が平均15%値上がりするほか、初乗り運賃も170円から200円に値上げします。



◆JR九州 古宮洋二 社長
「値上げするとはいえ、今もうやっていますけど、博多駅のトイレのリニューアルとか、サービス向上も進めていきたい。去年大幅に約12%の賃金向上もしましたし、社員もやる気になってくれることで、お客様もどんどん増えていくと思っていますし、それが会社にとっての良い循環になっていくんじゃないかなという風に思っています」



最後は、九州全域で食品スーパーなど331店舗を展開する「イオン九州」の中川伊正社長。

掲げたのは「インフレ下での小売業の構造改革」です。

◆イオン九州 中川伊正 社長(58)
「商品原価が上がったり電気代が上がったり、構造的にはどうしてもコストアップしてくると思う。その中で、お客様にお手頃な商品を提供するために、生産性を上げるとか省力化電気をどんどん入れてコストを下げる努力をする。お客様は非常に(お金を)使う時は使う。クリスマス・年末年始も結構(お金を)使われています。ただ、普段は賢いシビアな買い物をされているので、価格をどのラインで抑えるかは考えながらしていかないと客数に影響するので、小売業としてはそこをとらえてやっていきたい」



さらに、狭い土地を有効に活用する小型スーパー「マックスバリュエクスプレス」などを2027年2月までに県内で新たに110店舗出店します。



◆イオン九州 中川伊正 社長
「福岡県・福岡市は人口がまだ伸びている状況なので、九州の中でもチャンスが大きい地区だと考えているので、“お手頃価格の商品を提供する”、そういうことをしっかりやっていきたい」
2025年の干支はヘビ。

ヘビは脱皮することから、「変革の1年」になるとも言われています。

そんな年に福岡はどう変わっていくのか、地元経済界のトップたちに聞いてきました。

7日、福岡市のホテルで開かれた恒例の新年祝賀会。

集まったのは、福岡経済をけん引する地元企業のトップたちです。

◆川崎キャスター
「今年の干支ヘビといえば『脱皮』ということで、地元企業のトップたちに、今年、会社がどう変化してどう生まれ変わっていくのかを書いてもらいたいと思います」
まずは西鉄の林田浩一社長です。

◆西鉄 林田浩一 社長(59)
「5年ぶりにワンビルの方に本社が移転いたします。自らが乗り込んでいって、天神に新たな息吹を与えていく。そういう年にしていきたい」
再開発で生まれ変わる天神の新たな顔として西鉄が建設を進めているのが、今年4月に開業する「ワン・フクオカ・ビルディング」。

福ビルとして親しまれた福岡ビルや天神コアなどの跡地に建つ、地上19階、地下4階の複合商業ビルで、地元の人気飲食店から世界の超一流ブランドまで約120店舗の出店が予定されている大注目の施設です。
◆西鉄 林田浩一 社長
「私どもが大きなビルをひとつ造った。これから連鎖的に博多駅の方でも進んでいきますし、100年に1回の都市大改造が進んでいます。あとは中身をどうしていくか。そこはやはり民間の力もですけれども、公の力も借りながら、まさに官民一体となって盛り上げていきたい」

このワンビルに先がけ、天神では1月31日、複合商業ビル「ヒューリックスクエア福岡天神」が開業するほか、3月には「福岡市民会館」が「福岡市民ホール」としてリニューアルオープン。

そして、福岡空港国際線ターミナルも第2滑走路の運用開始に合わせてグランドオープンする予定で、福岡の街が大きく変わります。
続いてはJR九州の古宮洋二社長。

じっくり時間をかけて書いた内容は…

◆JR九州 古宮洋二 社長(62)
「昨年来、いろいろ皆さん方をお騒がせさせましたので、安全を最優先にというのは今年の大きな課題であります」
去年、福岡と韓国を結ぶ高速船「クイーンビートル」の浸水隠ぺい問題で、事業からの撤退を余儀なくされたJR九州。

古宮社長の口から最初に出たのも「安全最優先」という言葉でした。

◆JR九州 古宮洋二 社長
「グループ全員がもう一度、安全をゼロから考えようと。とは言え、それで安全は当然、最優先に考えるけど、どんどん前向きにいろんな事業を進めていこうという年にしたい」

そんなJR九州が控える今年の大きな変化といえば、実に20年ぶりとなる運賃の値上げ。

4月1日の発売分から新幹線や在来線特急などの割引切符が平均15%値上がりするほか、初乗り運賃も170円から200円に値上げします。
◆JR九州 古宮洋二 社長
「値上げするとはいえ、今もうやっていますけど、博多駅のトイレのリニューアルとか、サービス向上も進めていきたい。去年大幅に約12%の賃金向上もしましたし、社員もやる気になってくれることで、お客様もどんどん増えていくと思っていますし、それが会社にとっての良い循環になっていくんじゃないかなという風に思っています」
最後は、九州全域で食品スーパーなど331店舗を展開する「イオン九州」の中川伊正社長。

掲げたのは「インフレ下での小売業の構造改革」です。

◆イオン九州 中川伊正 社長(58)
「商品原価が上がったり電気代が上がったり、構造的にはどうしてもコストアップしてくると思う。その中で、お客様にお手頃な商品を提供するために、生産性を上げるとか省力化電気をどんどん入れてコストを下げる努力をする。お客様は非常に(お金を)使う時は使う。クリスマス・年末年始も結構(お金を)使われています。ただ、普段は賢いシビアな買い物をされているので、価格をどのラインで抑えるかは考えながらしていかないと客数に影響するので、小売業としてはそこをとらえてやっていきたい」
さらに、狭い土地を有効に活用する小型スーパー「マックスバリュエクスプレス」などを2027年2月までに県内で新たに110店舗出店します。
◆イオン九州 中川伊正 社長
「福岡県・福岡市は人口がまだ伸びている状況なので、九州の中でもチャンスが大きい地区だと考えているので、“お手頃価格の商品を提供する”、そういうことをしっかりやっていきたい」

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