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南海トラフ巨大地震の“新被害想定” 福岡県内の死者10人→200人に大幅引き上げ 北九州市で最大津波5メートルも

気象・災害

2025/04/02 17:00

政府が30年以内に80パーセント程度の確率で発生するとしている南海トラフ巨大地震。

新たな被害想定が公表され、福岡県内の死者は最大で200人と大幅に引き上げられました。



今年に入り、30年以内の発生確率がこれまでの「70から80パーセント」から「80パーセント程度」に引き上げられた南海トラフ巨大地震。

政府は3月31日、13年ぶりに新たな被害想定を公表しました。

新たな想定では、マグニチュードを最大で9クラスとし、震度6弱以上の揺れ、もしくは3メートル以上の津波に襲われる地域が関東から沖縄にかけ31都府県に及ぶと言及。

九州では、宮崎で最大震度7、最も高いところで17メートルの津波が想定されています。

最悪の場合、死者は全国で29万8000人。

経済被害は実に270兆円を超え、南海トラフ側に位置する日本列島の太平洋側では壊滅的な被害が想定されています。



一方、日本海側に位置する福岡の人たちは…

◆福岡県民
「福岡は上の方、南海トラフは下の方なのであまり被害ないかなと思っていた」
「(発生確率は)大きい数字ではあるけど、結局いつ来るんだろうと。『来る、来る』と言われつつも今までないから大丈夫かなと」

危機感が薄い実情も垣間見えますが、今回の想定では福岡県内の死者数がこれまでの10人から200人へと大きく引き上げられました。

新たな想定で特に大きな被害が出るとされているのはー



◆赤木アナウンサー
「北九州市の門司港レトロ地区です。休日には多くの人が訪れる観光スポットですが、新しい想定では南海トラフ地震で5メートルの津波が襲うとされています」

政府はこれまでも、北九州市や豊前市などで最大3メートルから4メートルの津波を想定していましたが、新たな想定では最大5メートルに引き上げられました。



また、人が流され命の危険があるとされる深さ30センチ以上の浸水面積は、北九州市門司区で最大220万平方メートル、小倉南区で170万平方メートルなど、県内では4倍近くも拡大しています。



◆北九州市民
「引っ越してきたので、福岡市から。まわりの避難場所を全然知らない。なので、どこなんだろうというのを調べはしました」

Q.5mの津波だと…
◆北九州市民
「(水に)機械がつかったら全部だめになりますんで、もうしょうがない」
「津波って2mとなっていても、4mとか5mとか倍ぐらいくるじゃないですか。あした起きてもおかしくないでしょ」



県内で10人から最大200人にまで引きあげられた想定の死者は、すべて津波によるものとされています。

◆名古屋大学 福和伸夫 名誉教授
「そろそろ本気になって対策を進めてほしいという風に思っております。皆さんに避難意識を持っていただいて、1人でもたくさん逃げてほしい」

南海トラフ巨大地震で県内に1メートル以上の津波が到達するのは、最短で築上町の191分後。

津波に備えた避難経路の確認も、命を守る重要な対策のひとつとなります。



今回の新たな被害想定とあわせて「防災対策の効果」も新たに示されました。

注目は「津波対策の効果」で、早めに避難する意識が低い場合だと全国で最大21万5000人が死亡すると考えられています。

これに対し、地震発生から10分で避難を始めた場合、被害が7割減って、亡くなる人は7万人に留まると試算されています。

大きな被害が出るという想定に変わりはありませんが、個人の意識を変えればこれだけの変化が見込めます。

そして防災の専門家によると、

●防災グッズを玄関に常に置いておく
●停電を想定して、人の動きを感知して点灯する「電池式のセンサーライト」を玄関までの動線に設置しておく

などの準備をしておくことでスムーズに避難できるということです。
政府が30年以内に80パーセント程度の確率で発生するとしている南海トラフ巨大地震。

新たな被害想定が公表され、福岡県内の死者は最大で200人と大幅に引き上げられました。
今年に入り、30年以内の発生確率がこれまでの「70から80パーセント」から「80パーセント程度」に引き上げられた南海トラフ巨大地震。

政府は3月31日、13年ぶりに新たな被害想定を公表しました。

新たな想定では、マグニチュードを最大で9クラスとし、震度6弱以上の揺れ、もしくは3メートル以上の津波に襲われる地域が関東から沖縄にかけ31都府県に及ぶと言及。

九州では、宮崎で最大震度7、最も高いところで17メートルの津波が想定されています。

最悪の場合、死者は全国で29万8000人。

経済被害は実に270兆円を超え、南海トラフ側に位置する日本列島の太平洋側では壊滅的な被害が想定されています。
一方、日本海側に位置する福岡の人たちは…

◆福岡県民
「福岡は上の方、南海トラフは下の方なのであまり被害ないかなと思っていた」
「(発生確率は)大きい数字ではあるけど、結局いつ来るんだろうと。『来る、来る』と言われつつも今までないから大丈夫かなと」

危機感が薄い実情も垣間見えますが、今回の想定では福岡県内の死者数がこれまでの10人から200人へと大きく引き上げられました。

新たな想定で特に大きな被害が出るとされているのはー
◆赤木アナウンサー
「北九州市の門司港レトロ地区です。休日には多くの人が訪れる観光スポットですが、新しい想定では南海トラフ地震で5メートルの津波が襲うとされています」

政府はこれまでも、北九州市や豊前市などで最大3メートルから4メートルの津波を想定していましたが、新たな想定では最大5メートルに引き上げられました。
また、人が流され命の危険があるとされる深さ30センチ以上の浸水面積は、北九州市門司区で最大220万平方メートル、小倉南区で170万平方メートルなど、県内では4倍近くも拡大しています。
◆北九州市民
「引っ越してきたので、福岡市から。まわりの避難場所を全然知らない。なので、どこなんだろうというのを調べはしました」

Q.5mの津波だと…
◆北九州市民
「(水に)機械がつかったら全部だめになりますんで、もうしょうがない」
「津波って2mとなっていても、4mとか5mとか倍ぐらいくるじゃないですか。あした起きてもおかしくないでしょ」
県内で10人から最大200人にまで引きあげられた想定の死者は、すべて津波によるものとされています。

◆名古屋大学 福和伸夫 名誉教授
「そろそろ本気になって対策を進めてほしいという風に思っております。皆さんに避難意識を持っていただいて、1人でもたくさん逃げてほしい」

南海トラフ巨大地震で県内に1メートル以上の津波が到達するのは、最短で築上町の191分後。

津波に備えた避難経路の確認も、命を守る重要な対策のひとつとなります。
今回の新たな被害想定とあわせて「防災対策の効果」も新たに示されました。

注目は「津波対策の効果」で、早めに避難する意識が低い場合だと全国で最大21万5000人が死亡すると考えられています。

これに対し、地震発生から10分で避難を始めた場合、被害が7割減って、亡くなる人は7万人に留まると試算されています。

大きな被害が出るという想定に変わりはありませんが、個人の意識を変えればこれだけの変化が見込めます。

そして防災の専門家によると、

●防災グッズを玄関に常に置いておく
●停電を想定して、人の動きを感知して点灯する「電池式のセンサーライト」を玄関までの動線に設置しておく

などの準備をしておくことでスムーズに避難できるということです。

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