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気温上がる5月も熱中症に注意 暑さに慣れる「暑熱順化」を 対策グッズに“爆発” “かぶれ”の恐れも

気象・災害

4時間前

14日の福岡県内は高気圧に覆われて朝から気温が上がり、最高気温は太宰府市で29.5℃、飯塚市で28.7℃など、県内のほとんどの地点で夏日となりました。

まだ5月も半ばですが、熱中症にも注意が必要です。

熱中症対策として利用されるのが…

◆街の人
「ハンディーファンを持っています」
「首に巻くやつとか、冷凍庫で冷やして首につけるやつ」

携帯用扇風機やネッククーラーといったグッズ。

しかし、こんな注意点も…。

NITE(製品評価技術基盤機構)の実験映像には、携帯用扇風機が突然、激しい音を立てて爆発し、中の部品が飛び散る様子が映っています。

携帯用扇風機は、地面に落とすなどの強い衝撃で内部の電池が破裂する恐れがあるといいます。
そしてネッククーラーは。

◆街の人
「ネッククーラーをつけていたあたりが赤くなって、かぶれたような感じでかゆくなりました」

こちらの女性は首回りにかぶれの症状が…。

調べたところ、中の液が漏れていたといいます。

NITEは、暑さ対策グッズを使用する前には、破損や液漏れがないかを確認するよう注意を呼びかけています。
これから本格化する福岡の暑さ。

福岡市消防局によると、熱中症で救急搬送される患者の数は7月と8月にピークを迎えますが、5月に救急搬送される人もいるということです。

福岡大学病院救急救命センターの医師は、暑さが本格化する前のいまの時期にも十分な注意が必要だと言います。

◆福岡大学病院 救急治療センター 喜多村泰輔 医師
「暑くなっても汗をかきにくい状況が、冬の間から慣れてきているので、急激に暑くなると汗が出なくて(体に)熱がこもりやすい。暑さに慣れるまで注意が必要」
この時期に必要な熱中症対策は?

◆福岡大学病院 救急治療センター 喜多村泰輔 医師
「この時期は『暑熱順化(しょねつじゅんか)』をやりましょう、と言われる」

『暑熱順化』とは体が暑さに慣れることです。

暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて暑さに強くなります。

◆福岡大学病院 救急治療センター 喜多村泰輔 医師
「少し外で運動をする。一般的にはウォーキングで30分くらい。外に出られない人は40℃くらいの熱めのお湯で15分くらい。サウナも良いと言われる」
気象台によりますと、5月15日以降もしばらく夏日が続く見込みで、特に週末は天気が崩れて湿度が上がり蒸し暑くなることが予想されています。

5月でも油断することなくこまめに水分補給を行うなど、早めの熱中症対策を心がけましょう。

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