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わが娘の人工呼吸器はずし殺害した母親 懲役3年、保護観察付き執行猶予5年の判決確定 福岡地検が控訴しない決定

事件・事故

3時間前

難病を患っている当時7歳の娘の人工呼吸器を外し殺害したとして殺人の罪に問われた福岡市の母親を懲役3年、保護観察付き執行猶予5年とした福岡地裁の判決が4日までに確定しました。

福崎純子被告(45)は今年1月、自宅マンションで娘の心菜ちゃん(当時7)が付けていた人工呼吸器を外し窒息死させたとして殺人の罪に問われていました。

死亡した心菜ちゃんは生まれた時から国指定の難病を患い、人工呼吸器を付けて生活していました。

福岡地裁の井野憲司裁判長は7月18日、「確実な心中を遂げる準備をしていて生命を奪うという殺意はゆるぎない」「夫の言動から疎外感や孤立感を感じ躊躇なく心中に巻き込んだ」と指摘した一方で「張り詰めた緊張感の中で介護を何年も続ける肉体的な疲労や精神的な疲労は察するにあまりある」「夫も寛大な判決を求めており、社会内で贖罪することが望ましい」などと述べ、福崎被告に懲役3年、保護観察付き執行猶予5年の判決を言い渡しました。

この判決について福岡地検は4日までに「判決内容を慎重に精査し控訴しないこととした」とし、被告弁護側も控訴しなかったため、判決が確定しました。

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