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1歳児“エアガン虐待死” 父親「お話ししません」25回以上 被告人質問15分で終了 福岡地裁

暮らし

2023/01/20 14:00

福岡県田川市で起きた1歳男児エアガン虐待死事件の裁判。

傷害と保護責任者遺棄致死の罪に問われている父親は、全ての質問に対して「お話ししません」と答えました。
起訴状によりますと、福岡県田川市の常慶雅則(じょうけい・まさのり)被告(27)は2018年、自宅で三男・唯雅(ゆいが)ちゃん(当時1)をエアガンで何度も撃ちケガをさせたほか、妻の藍(あい)受刑者(27)と共謀し、重度の低栄養状態だった唯雅ちゃんに適切な治療を受けさせず肺炎で死亡させたとされています。

唯雅ちゃんは当時、体脂肪がほとんどなく極度に痩せていました。

さらに全身にはエアガンで撃たれた痕(円形の創傷)が合計71カ所あり、両手両足や肋骨は23本、あわせて31カ所も折れていました。

これまでの裁判で、雅則被告は起訴内容について「違います」と全面否認していました。
20日午前に福岡地裁で開かれた裁判員裁判では被告人質問が行われ、雅則被告は…

◆被告人質問(弁護側)
Q「傷害・保護責任者遺棄致死の全体について質問に答えていただけますか」
A「お話ししません」

Q「自宅から押収されたエアガンについて、何か私が聞いたときにお答えいただけますか」
A「お話ししません」

Q「過去に使用していたエアガンについてお話していただくことはありますか」
A「お話ししません」

Q「(唯雅ちゃんの)円形創傷のケガの状態について」
A「お話ししません」

Q「体重の推移について」
A「お話ししません」

Q「低栄養状態にあったということについて」
A「お話ししません」

弁護側からの質問に対して淡々とした様子で全て「お話ししません」と回答。
 
その後の裁判長からの問いかけについてもー

◆裁判長からの質問
Q「話したいこともない?」
A「お話ししません」

Q「話したいことがあるけど話さないということ?」
A「お話ししません」
 
実に25回以上に渡って繰り返した「お話ししません」。

被告人質問はわずか15分で終了しました。

次回の裁判は1月25日に予定されています。

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