購入直後のカッターナイフ…レジで突きつけ現金要求　自称派遣社員の男(62)を現行犯逮捕　早朝のコンビニ　福岡・田川市

コンビニエンスストアで購入したカッターナイフをその場で店員に突きつけ、現金を奪おうとした強盗未遂の現行犯で、福岡県田川市の自称派遣社員の男が逮捕されました。

逮捕されたのは福岡県田川市夏吉の自称派遣社員、岡村隆彦容疑者(62)です。

田川警察署によりますと岡村容疑者は5日午前6時ごろ、田川市伊田のコンビニエンスストアでアルバイト店員の男性(67)にカッターナイフを突きつけ「金を出せ」と脅して現金を奪おうとした疑いです。

1人で店を訪れた岡村容疑者はアルバイト店員に「カッターナイフ下さい」と伝え、一緒に陳列棚に行き、その後レジに向かいました。

岡村容疑者が代金をカウンターに置き、アルバイト店員がカウンター越しに自動レジに代金を入れると、岡村容疑者はカッターナイフをパッケージから取り出しはじめました。

アルバイト店員がそれを手伝ってカッターナイフをカウンターの上に置くと、岡村容疑者が手に取って刃を出して「金を出せ」と突きつけたということです。

アルバイト店員と客が岡村容疑者を取り押さえ、別の店員が110番通報して、駆け付けた警察官に引き渡しました。

店員や客にけがはありませんでした。

調べに対し岡村容疑者は容疑を認め「私の存在を知らしめようと思った」などと話しているということです。

警察が犯行の動機などをさらに詳しく調べています。