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驚きのスゴ技を披露!書道で2年連続日本一“スーパー小学生” 週末は1日10時間の稽古 1作品に500枚以上かけることも 福岡

暮らし

4時間前

書道の全国大会で2年連続日本一という快挙を成し遂げ、週末や休みの日には1日10時間以上も書に向き合うという福岡のスーパー小学生、その素顔に迫りました。



福岡市に住む小学6年生の中村美月さん。

学校の友達と無邪気にはしゃぐ美月さんは一見どこにでもいる普通の小学生に見えますが…。

◆同級生
「先生よりすごいんじゃないかって思う」

「大人も出る大会で賞をとっていて、すごい」

「天才だと思います!」

学校でも「天才少女」として一目置かれる存在です。



そのもう一つの顔は、美月さんが学校帰りに向かったある場所に隠されていました。

◆小学6年 中村美月さん
「家ではない」

Q.ここは?
「お稽古のために借りているアパート」

稽古部屋として借りているアパートにはトロフィーや盾がずらり。

◆小学6年 中村美月さん
「まだここに入っているんですけど…」

これまで120回以上表彰を受けているという彼女の特技は書道です。



美月さんは子供から大人まで約1万5000人が参加する書道の全国大会で、2年連続日本一に輝いたスーパー小学生です。

去年は60年の歴史で史上最年少となる小学4年生で最高賞の「内閣総理大臣賞」を受賞し、今年も再び最高賞を受賞するという快挙を成し遂げました。

◆中村美月さん
「本当にびっくりして、でもうれしかった。ガサガサした線と整った綺麗な線の使い分けがうまくできたのかなって」



美月さんが初めて筆を握ったのは、なんと生後3カ月のとき。

地域で書道教室を開く母親の影響で、幼いときから書に触れる機会が多く、3歳から本格的に稽古を受けるようになりました。

◆母 さつきさん
「自分がずっと小さい時からしてきたので、娘にもぜひ書道をしてほしいという気持ちでいたんですけど、(日本一は)とにかくびっくり。十分すぎる評価をいただいている」



母親もびっくりの快進撃を見せる美月さんですが、気持ちに火が付いたのは2年前の夏だったと言います。

◆中村美月さん
「4年生で初めて入賞できなくて、すごく悔しかった」

それからは、平日は学校終わりに3時間、週末や長期休暇は1日10時間以上、ただひたすらに書と向き合う日々を送っています。

線の太さや全体のバランスはミリ単位で調整し、1作品の仕上がりに500枚以上かけることもあります。

目覚ましい成長の裏にあるのは、人並外れた集中力とたゆまぬ努力。



そして、書を極める上で欠かせないある能力が…。

◆母 さつきさん
「お手本に忠実に、書ける力と書こうとする力」

美月さんは幼いころから模写力が飛びぬけていたといいます。



ということで、福岡にちなんだお題でその模写力を見せてもらうことにしました。

まずは…。

Q.これ知っている?
◆中村美月さん
「知ってます。行ったことあります、おいしいです!」

1つ目のお題はご存じ「資(すけ)さんうどん」のシンボルマークです。

鯖や昆布などからとった黄金のだしともちもちの麺が人気で、今年2月には東京進出も果たした、北九州のソウルフードです。

そのマークをよく見てみると、線はうどんの麺のようにうねり、字の角も丸みを帯びています。

◆中村美月さん
「いつも書いている書体と違うので、うまく書けるかわからないけど頑張ります」

独特な書体。

スーパー小学生の美月さんは、この難題を再現できるのでしょうか。



◆中村美月さん
「できました!」

その仕上がりは、まるい筆の入りやうどん麺を思わせるしなやかな線まで見事に再現されています。



そこで、さらに難易度の高いお題を出してみると…。

Q.どんな印象?
◆中村美月さん
「書道で書けるのかなっていう…」

お題は博多三大祭りの1つ「博多どんたく港まつり」。

全国から毎年200万人以上が訪れる、ゴールデンウィーク恒例の一大イベントです。

古くから親しまれてきた「博多どんたく」の書体を改めて見てみると、その一線一線に、まるで祭りのような躍動感が…。

書道日本一のプライドをかけ、いざ、「博多魂」に挑みます。



スタートと同時に巧みな筆さばきを見せる美月さん。

ときに力強く、ときに繊細に、筆をふるいます。

そしてー

不規則な緩急や、かすかに波打つ「払い」まで…

見事な模写力です。

◆書道大会 2年連続日本一 中村美月さん
「難しいというか、普段やることがない筆運び、力加減で調整した」

Q.ちなみに何点ですか?
「30点です」



どこまでもストイックな美月さんですが、ハードな稽古の合間に癒やしをくれる存在がいます。

恐竜とミニカーが大好きな、弟の環太君です。

実は環太君も、4歳ながら書道の全国大会で1位に輝くなど天才の卵として注目されています。



1番のお気に入りだという作品を見せてくれました。

◆中村美月さん
「ワサワサしていて味があって、唯一のもの。負けた気がしました」



良きライバルとともに書を極める美月さんの将来の夢は…。

◆中村美月さん
「お母さんと同じ。書道教室の先生になりたい」

母親のさつきさんが、誰よりも憧れの存在です。

◆母 さつきさん
「継続すること、突き詰めること、生きていく上で必要な力になると思う。楽しく続けてくれたらうれしい」

◆中村美月さん
「見た人が感動できるような、最高の1枚ができるまで書いて書いて頑張りたいです」

福岡のスーパー小学生、中村美月さん。

これからも最高の1枚を追い求め、書の道をまい進します。
書道の全国大会で2年連続日本一という快挙を成し遂げ、週末や休みの日には1日10時間以上も書に向き合うという福岡のスーパー小学生、その素顔に迫りました。
福岡市に住む小学6年生の中村美月さん。

学校の友達と無邪気にはしゃぐ美月さんは一見どこにでもいる普通の小学生に見えますが…。

◆同級生
「先生よりすごいんじゃないかって思う」

「大人も出る大会で賞をとっていて、すごい」

「天才だと思います!」

学校でも「天才少女」として一目置かれる存在です。
そのもう一つの顔は、美月さんが学校帰りに向かったある場所に隠されていました。

◆小学6年 中村美月さん
「家ではない」

Q.ここは?
「お稽古のために借りているアパート」

稽古部屋として借りているアパートにはトロフィーや盾がずらり。

◆小学6年 中村美月さん
「まだここに入っているんですけど…」

これまで120回以上表彰を受けているという彼女の特技は書道です。
美月さんは子供から大人まで約1万5000人が参加する書道の全国大会で、2年連続日本一に輝いたスーパー小学生です。

去年は60年の歴史で史上最年少となる小学4年生で最高賞の「内閣総理大臣賞」を受賞し、今年も再び最高賞を受賞するという快挙を成し遂げました。

◆中村美月さん
「本当にびっくりして、でもうれしかった。ガサガサした線と整った綺麗な線の使い分けがうまくできたのかなって」
美月さんが初めて筆を握ったのは、なんと生後3カ月のとき。

地域で書道教室を開く母親の影響で、幼いときから書に触れる機会が多く、3歳から本格的に稽古を受けるようになりました。

◆母 さつきさん
「自分がずっと小さい時からしてきたので、娘にもぜひ書道をしてほしいという気持ちでいたんですけど、(日本一は)とにかくびっくり。十分すぎる評価をいただいている」
母親もびっくりの快進撃を見せる美月さんですが、気持ちに火が付いたのは2年前の夏だったと言います。

◆中村美月さん
「4年生で初めて入賞できなくて、すごく悔しかった」

それからは、平日は学校終わりに3時間、週末や長期休暇は1日10時間以上、ただひたすらに書と向き合う日々を送っています。

線の太さや全体のバランスはミリ単位で調整し、1作品の仕上がりに500枚以上かけることもあります。

目覚ましい成長の裏にあるのは、人並外れた集中力とたゆまぬ努力。
そして、書を極める上で欠かせないある能力が…。

◆母 さつきさん
「お手本に忠実に、書ける力と書こうとする力」

美月さんは幼いころから模写力が飛びぬけていたといいます。
ということで、福岡にちなんだお題でその模写力を見せてもらうことにしました。

まずは…。

Q.これ知っている?
◆中村美月さん
「知ってます。行ったことあります、おいしいです!」

1つ目のお題はご存じ「資(すけ)さんうどん」のシンボルマークです。

鯖や昆布などからとった黄金のだしともちもちの麺が人気で、今年2月には東京進出も果たした、北九州のソウルフードです。

そのマークをよく見てみると、線はうどんの麺のようにうねり、字の角も丸みを帯びています。

◆中村美月さん
「いつも書いている書体と違うので、うまく書けるかわからないけど頑張ります」

独特な書体。

スーパー小学生の美月さんは、この難題を再現できるのでしょうか。
◆中村美月さん
「できました!」

その仕上がりは、まるい筆の入りやうどん麺を思わせるしなやかな線まで見事に再現されています。
そこで、さらに難易度の高いお題を出してみると…。

Q.どんな印象?
◆中村美月さん
「書道で書けるのかなっていう…」

お題は博多三大祭りの1つ「博多どんたく港まつり」。

全国から毎年200万人以上が訪れる、ゴールデンウィーク恒例の一大イベントです。

古くから親しまれてきた「博多どんたく」の書体を改めて見てみると、その一線一線に、まるで祭りのような躍動感が…。

書道日本一のプライドをかけ、いざ、「博多魂」に挑みます。
スタートと同時に巧みな筆さばきを見せる美月さん。

ときに力強く、ときに繊細に、筆をふるいます。

そしてー

不規則な緩急や、かすかに波打つ「払い」まで…

見事な模写力です。

◆書道大会 2年連続日本一 中村美月さん
「難しいというか、普段やることがない筆運び、力加減で調整した」

Q.ちなみに何点ですか?
「30点です」
どこまでもストイックな美月さんですが、ハードな稽古の合間に癒やしをくれる存在がいます。

恐竜とミニカーが大好きな、弟の環太君です。

実は環太君も、4歳ながら書道の全国大会で1位に輝くなど天才の卵として注目されています。
1番のお気に入りだという作品を見せてくれました。

◆中村美月さん
「ワサワサしていて味があって、唯一のもの。負けた気がしました」
良きライバルとともに書を極める美月さんの将来の夢は…。

◆中村美月さん
「お母さんと同じ。書道教室の先生になりたい」

母親のさつきさんが、誰よりも憧れの存在です。

◆母 さつきさん
「継続すること、突き詰めること、生きていく上で必要な力になると思う。楽しく続けてくれたらうれしい」

◆中村美月さん
「見た人が感動できるような、最高の1枚ができるまで書いて書いて頑張りたいです」

福岡のスーパー小学生、中村美月さん。

これからも最高の1枚を追い求め、書の道をまい進します。

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