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「浸透圧発電」日本初の実用化 福岡市の海水淡水化センター 塩分濃度の差を利用 年間の発電量は一般家庭290世帯分

暮らし

4時間前

天候に左右されない日本初の「発電施設」が福岡市に完成しました。

世界が注目する新たな発電技術を取材しました。
5日に発電を開始したのは福岡市東区に建設された海水淡水化センター「まみずピア」です。

この施設では海水を淡水にして水道用水を作る際に放流される「濃縮海水」と、近くの下水道処理センターから放流される処理水の塩分濃度の差を利用して発電をします。
「浸透圧発電」と呼ばれるこの技術は、太陽光発電などとは違って天候に左右されないのが特徴で、日本で実用化されるのは初めてです。

将来的には一般の海水を使った発電も期待できると言います。
◆海水淡水化センター 廣川憲二 所長
「一般の海水を使った発電が実用化になると、日本中ひいては世界にまで大きく広がっていく。そういったところに期待しています」

総工費は7億円で、年間の発電量は一般家庭290世帯分、サッカーコート2面分の太陽光パネルに相当するとされています。

発電された電気はすべて「まみずピア」で使用され、これから5年間、採算性などの検証が行われることになっています。

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