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3人死亡の医療搬送ヘリ事故 国交省が佐賀市の運航会社に立ち入り検査 安全管理体制や整備状況調べる

事件・事故

2025/04/17 13:55

長崎の対馬から福岡の病院に向かっていた医療搬送ヘリコプターが海で転覆しているのが見つかり3人が死亡した事故で、国土交通省は安全管理体制を調査するためヘリの運航会社を立ち入り検査しています。

医療搬送ヘリは4月6日、長崎県の対馬から福岡市の福岡和白病院に向かう途中で消息を絶ち、壱岐沖で海に転覆しているのが見つかり、搭乗していた6人のうち、女性患者(86)と付き添いの家族(68)、男性医師(34)の3人が死亡しました。

この事故で、国交省大阪航空局は安全管理体制を調べるため、16日から佐賀市のヘリ運航会社「エス・ジー・シー佐賀航空」に立ち入り検査をしています。

立ち入り検査は航空法に基づくもので、担当職員5人がヘリの安全管理や整備状況、運行管理体制などについて聞き取りや記録の確認をしているということです。
機長はこれまでの聞き取りに対し、事故当時「機体の後方もしくは上部から異音があった」「不時着せざるを得ないと判断しフロート(浮き)を出した」などと話していることがわかっています。

また、国の運輸安全委員会は機体が右側に傾きながら着水したとの見方を示していて事故原因の究明にあたる一方、海上保安部も佐賀航空を業務上過失致死傷などの疑いで家宅捜索するなど捜査を進めています。

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